結婚祝いのお返しと内祝いは違うもの?相場や喜ばれるギフトも紹介

2025年4月9日

結婚祝いをいただいた際は、お返しを贈るのがマナーです。しかし、何を贈ればよいのか、相場はどのくらいなのか迷う方も多いでしょう。

本記事では、結婚祝いのお返しと内祝いの違いから、お返しが必要なケース、相場、おすすめのギフト、避けるべきものまで詳しく解説します。

結婚祝いのお返しについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

結婚祝いのお返しと内祝いは違うもの?

結婚祝いのお返しと内祝いは、本来は異なる意味を持つ言葉でした。

内祝いは、もともと「幸せのおすそわけ」という意味合いで、身内や近しい人たちに喜びを分かち合うためのお祝い です。一方で、お返しは、お祝いをいただいたお礼として品物を贈ること を指します。

しかし、現在では「結婚内祝い」という言葉が、結婚祝いへのお返しとして一般的に使用される ようになり、両者の区別はあまり厳密ではなくなってきています。

ただし、地域や家庭によっては、内祝いとお返しを区別している場合も あります。そのため、実際の場面では、両家の両親や年配の親族に相談し、慣習に応じた柔軟な対応をおすすめします。

結婚祝いのお返しが必要なケース・不要なケース

結婚祝いをいただいた際は基本的にお返しをする必要がありますが、なかには不要な場合もあります。お返しが必要なケースと不要なケースを、具体例を交えて説明します。
 
お返しが必要なケース
結婚祝いとして金銭や品物をいただいた場合は、基本的にお返しを贈る 必要があります。

具体的には、ご祝儀袋でお金をいただいた場合や、食器セットや家電などの品物をいただいた場合が該当します。これらは相手が実際に支出をしてお祝いしてくださった形になるため、感謝の気持ちを込めてお返しを贈りましょう。
 

<お返しが必要なケースの例>
 
  • 結婚式に招待していない人からお祝いをいただいた場合
  • 結婚式に招待したが、欠席する人から祝いをいただいた場合
  • 結婚式は挙げないが、お祝いをいただいた場合

 
お返しが不要なケース
一方で、結婚披露宴へ出席の際にいただいたご祝儀に対しては、お返しをする必要はありません 。これは、引き出物をお渡ししたりお料理を味わっていただくことで、すでにお返しの形になっているためです。

また、金銭や品物ではなく、お祝いの電報やメッセージカードのみを受け取った場合 や、いただいた結婚祝いが少額の場合も、特段のお返しは不要 です。どうしてもお礼を伝えたい場合は、感謝を言葉で伝えたり、新婚旅行の際にちょっとしたお土産を買ってきたりしてもよいでしょう。
 

<お返しが不要なケースの例>
 
  • 結婚式で引き出物を渡している場合
  • 結婚式で引き出物を渡している場合
  • いただいた結婚祝いが少額の場合

結婚祝いのお返しの相場はどのくらい?

結婚祝いのお返しの相場は、一般的にいただいたお祝いの半額から3分の1程度とされています。これは「半返し」や「3分の1返し」と呼ばれる慣習です。

ただし、相手との関係性や地域の習慣によって多少の変動があります。

ここでは、いただいた金額と相手との関係性に基づいたお返しの金額の目安と、特別なケースの対応を紹介します。

結婚祝いにいただいた金額別|お返しの目安

結婚祝いの金額は、贈る側の立場や年齢によって異なります。以下の表は、一般的な結婚祝いの相場とそれに対するお返しの目安です。
 

お祝いをいただいた相手 いただく金額の相場 お返しの金額の目安
友人 30,000円 10,000〜15,000円
兄弟姉妹(20代) 50,000円 15,000〜25,000円
兄弟姉妹(30代) 100,000円 30,000〜50,000円
親族(20代) 30,000円 10,000〜15,000円
親族(30代) 50,000円 15,000〜25,000円
職場の部下や同僚 20,000〜30,000円 7,000〜15,000円
職場の上司 30,000〜50,000円 10,000〜25,000円

 
実際には、親族間や職場の慣習によってお返しの文化が異なる場合もあります。そのため、上記の表はあくまで目安と考えましょう。

親や親戚から高額なお祝いをいただいたときの対応

親や親戚から高額な結婚祝いをいただいた場合、半返しのルールに従うと金額が大きくなりすぎてしまうため、事前に両親や兄弟に相談することをおすすめします。

親族間で独自のお返しルールがあった場合、その慣習に従うことで円満な関係維持につながります。

親族間のお返しでは、金額にこだわりすぎず、感謝の気持ちを伝えることを第一に考えましょう。品物に加えて、心のこもった手紙や電話でのお礼を添えると、より感謝の気持ちが伝わりやすくなります。

結婚祝いのお返しで喜ばれるギフト

結婚祝いのお返しを選ぶ際は、相手のことを考え、実際に使用してもらえるものや喜んでもらえるものを贈りましょう。ここでは、特に人気が高く喜ばれやすいギフトを3つ紹介します。

クッキーやフィナンシェなどの焼き菓子

焼き菓子は、結婚祝いのお返しとして特に人気の高いギフトです。幅広い年代の方に喜ばれやすく、食べるとなくなる「消えもの」のため、相手の負担になりにくいという特徴があります。

特におすすめなのは、老舗ブランドの上質な焼き菓子です。クッキーやフィナンシェなどは小ぶりな大きさで食べやすく、日持ちもするため、相手の都合のよいタイミングで楽しんでいただけます。

また、おしゃれなパッケージに詰められた焼き菓子は見た目も華やかで、特別な贈りものとしてふさわしい印象を与えます。老舗ブランドのギフトを贈ることで、感謝の気持ちと敬意を自然に表現できるでしょう。

カタログギフト

選ぶ楽しさを贈れるカタログギフトも、結婚祝いのお返しとして人気があります。

豊富な商品のなかから好みのものを自由に選べるため、相手のニーズや好みに合わせやすいのが特徴です。また、送り手側にとっても、幅広いカタログのグレードのなかから、予算に応じて選びやすいという利点もあります。

最近ではデジタルカタログも増えており 、より手軽に贈れるようになってきています。

タオル

タオルは、実用的で使い勝手のよい、定番のお返しギフトです。糸を紡いでつくられることから「人と人を結ぶ縁がある」と考えられており、縁起の良い贈りもの とされています。

日用品だからこそ、高級ブランドのタオルや、素材にこだわったタオルを選ぶのがおすすめです。上質で特別感のあるギフトとして喜ばれるでしょう。

結婚祝いのお返しにふさわしくないもの

結婚祝いのお返しを選ぶ際には、避けるべきものがいくつかあります。気持ちをしっかり伝えるお返しを選ぶための参考にしてください。

いただいたお祝いよりも高価なもの

まず、いただいたお祝いよりも高価なお返しを贈ることは避けましょう。

一般的に、お返しの価値はいただいたお祝いの半額から3分の1程度が適切とされています。お返しの価値がお祝いを上回ってしまうと、相手を恐縮させてしまいかねません。

また、次回またお祝い事があった際に、さらに高額な贈りものをしなければならないという負担感が生まれる可能性もあります。

現金や金券

現金や金券は結婚祝いのお返しとしてふさわしくありません。

現金を贈ると、お祝いをそのまま返されたような印象を与える可能性があります。また、金券やギフトカードも、お返しの価値が数字で判断されてしまう ため避けましょう。

縁起の悪いもの

最後に、縁起が悪いとされる品物は選ばないようにしましょう。具体的には以下のようなものがあります。
 

縁起が悪いとされる品物 避けるべき理由
刃物(包丁、ハサミなど) 「縁を切る」を連想させる
ハンカチ 「手切れ(縁を切る)」を連想させる
くし 「苦」や「死」を連想させる
スリッパやマット 「踏みつける」を連想させる

 
一般的に縁起が悪いとされるものは、たとえ相手が気にしないとしても、マナーとして避けるのが無難です。

まとめ|結婚祝いのお返しには喜ばれる品物を贈りましょう

結婚祝いのお返しは、新たな門出を祝っていただいたことへのお礼を伝えるよい機会です。

心からの感謝の気持ちを伝えるために、贈る相手のことを考えて、喜んでいただけるギフトを選ぶよう心がけましょう。

アンリ・シャルパンティエでは、贈る相手やシーンに合わせた、華やかでおいしいスイーツギフトを多数取り揃えています。

個包装された焼き菓子は食べやすく、保管しやすいため、受け取った相手の都合のよいタイミングでお召し上がりいただけます。

用途に合わせたのし紙やギフトラッピング、オリジナルメッセージカードも、無料でのご用意が可能です。また、郵送の場合は、お届け先ごとのご希望お届け日の指定も承っております。

結婚祝いのお返しは、ぜひアンリ・シャルパンティエで、心のこもったスイーツギフトをお選びください。
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