年末年始の挨拶回り|ビジネスで好印象を与える手土産選びと訪問マナー

2025年4月9日

年末年始の挨拶回りは、取引先や関係者に対して1年間の感謝を伝え、これからも良好な関係を築いていきたいという気持ちを表す大切な場です。心のこもった手土産を贈ることで、信頼関係をよりいっそう深めるきっかけとなるでしょう。

本記事では、年末年始の挨拶回りにふさわしい手土産の選び方や訪問マナーについて解説します。
ビジネスシーンでの訪問に不安や迷いのある方は、本記事を参考に好印象を与える行動を心がけていきましょう。

年末年始の挨拶回りの意義と目的

年末年始の挨拶回りには、ビジネスにおいて取引先との信頼関係を深める重要な意義があります。
年末の挨拶回りは、1年間お世話になった感謝の気持ちを直接伝えることが目的です。一方、仕事始めにあたる年始の挨拶回りでは、新年の挨拶と共に今後も良好な関係を築いていきたいという意思を伝えることが目的となります。

適切な訪問時期

年末年始の挨拶回りは、訪問のタイミングも大切です。

ここからは、年末と年始それぞれの適切な訪問時期を紹介します。ビジネスマナーとして、先方の忙しさや都合を考慮し、年末年始の訪問に適した時期に伺うようにしましょう。

年末の訪問時期

年末の挨拶回りは、一般的にクリスマス頃から12月下旬までに済ませるのが望ましいとされています。ただし、先方の最終営業日に訪問することは避けるようにしましょう。取引先が多く、年末のみで対応が難しい場合は、12月中旬から始めても問題ありません。

また、年末は取引先も多忙な時期です。スムーズに訪問をおこなうためには、12月上旬までにアポイントを取っておくと安心です。

年始の訪問時期

年始の挨拶回りは、1月の営業開始日から2〜3日以内に訪問するのが一般的です。できれば1月7日まで、遅くとも1月15日までに済ませるのが望ましいとされています。

ただし、年始直後は取引先も多忙なことが多いため、訪問のタイミングは相手のスケジュールを優先するよう心がけましょう。事前にアポイントを取り、短時間で要件を済ませることがマナーとされています。

年始挨拶の基本のビジネスマナー

年始の挨拶回りでは、ビジネスマナーの基本に従い、相手に失礼のないよう配慮することが大切です。

ここからは、年始挨拶の基本のビジネスマナーについて解説します。適切なマナーを守り、良好な信頼関係を築いていきましょう。

アポイントの重要性

年始の挨拶回りにアポイントは必須でないものの、仕事始めの慌ただしい時期であるため、突然の訪問は相手に負担をかけることがあります。そのため、事前に電話やメールで予定を確認し、アポイントを取っておくことをおすすめします。なお、アポイントは2〜3週間前に取っておくと安心です。その際、訪問人数や目的も伝えておくことで、相手もスムーズに対応しやすくなります。
相手との関係性によってはアポイントなしでの訪問も可能ですが、その場合は、始業直後・終業間際、お昼時は避けるなどの配慮が必要です。訪問が難しい場合は、手紙やメール、電話で挨拶を伝えるとよいでしょう。直接訪問できなくても失礼にはあたりません。

訪問時の滞在時間の目安

年始の挨拶回りでは長時間の滞在を避け、10〜15分程度を基本とし、長くとも30分以内で済ませるのがマナーです。営業の話はこちらからはせず、年始にふさわしい丁寧な挨拶をしていきましょう。

忙しい時期に長々と話すことは、相手の時間を奪い、悪い印象を与えてしまうかもしれません。特に大企業では年始の挨拶回りが重なるため、訪問する企業の多さから行列ができることもあります。忙しい時期にお邪魔することを意識し、適切なタイミングで退出するよう心がけましょう。

年末の挨拶に適した手土産

年末の挨拶回りには、相手企業全体に配慮した手土産を選ぶことがポイントです。年末の挨拶に適した手土産を紹介するので、参考にしてください。

会社全体で分けやすいもの

年末の手土産は、個包装に入った焼き菓子や煎餅など、会社全体で分けやすいものが喜ばれます。女性が多い職場であれば、トレンドを取り入れたスイーツギフトもおすすめです。

また、年末年始の休暇後でも安心して楽しめるように、賞味期限の長いものを選ぶとよいでしょう。

実用的なノベルティ

年末の手土産として、仕事で役立つ実用的なノベルティも人気です。

たとえば、タオル、ボールペン、カレンダーなどが挙げられます。他にも、卓上で使えるクリップやメモ帳など、オフィスで活用できるアイテムだと多くの人に喜ばれるでしょう。

年始の挨拶に適した手土産

年始の挨拶回りでは、新年を祝う気持ちを込めた縁起のよい手土産を選ぶのがおすすめです。年始にふさわしい手土産は、新たな一年の始まりを華やかに彩る贈りものとして喜ばれるでしょう。

ここからは、年始の挨拶に適した手土産を紹介します。

縁起のよい「色・形・語呂」の品

日本には、昔から縁起がよいとされる色や形があります。たとえば、紅白を基調としたお菓子や包装は、おめでたい印象を与えるため、年始の挨拶に喜ばれる手土産です。また、風水では金色が「金運を招く」として重宝されており、金箔を使ったお菓子も縁起物として人気です。

形についても、鯛や招き猫、松竹梅といったモチーフの品は見た目からもおめでたい印象を与えられるため、贈りものにおすすめです。特に「めでたい(鯛)」は語呂もよく、古くから祝いの席に用いられてきました。また、松竹梅はそれぞれ「長寿・繁栄・気高さ」を象徴し、幅広いお祝いごとにふさわしいとされています。

えびすフィナンシェ発送時期によりパッケージ・個包装フィルムのデザインが変わる場合がございます。

アンリ・シャルパンティエの 「えびすフィナンシェ」は、商売繁盛の神様である”えびすさま”にあやかった縁起菓子として、新年のご挨拶にぴったりの手土産です。個包装で分けやすく、金色のパッケージが華やかさを演出。贅沢な味わいとともに、贈られた方に縁起の良い新年を届けることができます。
>>えびすフィナンシェ

干支にちなんだもの

新しい年の干支を取り入れた手土産も、年始の贈りものとして人気があります。

干支にちなんだパッケージデザインや、動物の形をした菓子は、受け取る側に新年の雰囲気を感じさせるとともに、会話のきっかけにもなりやすいためおすすめです。

訪問時の挨拶例

年末年始の挨拶回りでは、相手に感謝の意を示すとともに、今後も変わらぬお付き合いを願う言葉を添えます。

ここでは、年末と年始の訪問時にふさわしい挨拶例を紹介します。

年末の挨拶

年末の挨拶では、今年1年間の感謝の気持ちを伝え、締めくくりにふさわしい言葉を添えることが大切です。また、年末の忙しいときに時間を割いてもらったことに対する感謝も忘れずに伝えましょう。

訪問時の挨拶例は、以下のとおりです。
 

本日は、年末のご挨拶に伺いました。年末のお忙しいなか、お時間をいただきありがとうございます。今年も大変お世話になり、誠にありがとうございました。来年も変わらぬご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。どうぞよいお年をお迎えください

 

年始の挨拶

年始の挨拶では、新年を祝う言葉に加え、日頃の感謝、今年の仕事での目標、そして今後も変わらぬお付き合いをお願いする言葉を伝えます。
訪問時の挨拶例は、以下のとおりです。
 

新年明けましておめでとうございます。お忙しいなか、お時間をいただきありがとうございます。旧年中は大変お世話になりました。今年はさらに貢献できるよう努めてまいりますので、本年も引き続きよろしくお願いいたします

 

のし(熨斗)と包装のマナー

手土産を贈る際、のしや包装のマナーにも気を配ることが大切です。

年末年始の挨拶回りにふさわしい、正しいのし書きと包装の仕方を紹介します。

のし書き

年末年始の手土産には、基本的に「のし」を付けます。のし紙は紅白の水引で蝶結びのものを用いるのが一般的です。

表書きは、年末であれば「粗品」「ご挨拶」、年始の場合は「御年賀」や「御年始」とします。もし年始の挨拶が遅れて松の内の期間を過ぎてしまった場合は、表書きを「寒中御見舞」に変えて贈りましょう。松の内の期間は地域によっても異なり、関東では1月7日まで、関西では1月15日までです。

また、水引の下には会社名を入れます。

包装

包装紙は派手すぎず、ビジネスの場にふさわしいシンプルで上品なデザインが望ましいです。

年末年始の手土産にのし紙を付ける場合は、包装紙の上からのしを掛ける「外のし」が一般的です。外のしは、贈る際にのしが見えるため、手渡しする際に用いられることが多いです。

好印象を与える手土産の渡し方

年末年始の挨拶回りで手土産を渡す際には、タイミングや姿勢、渡し方に気を配ることも大切です。

渡し方ひとつで相手に与える印象が変わります。ここでは、好印象を与える手土産の渡し方を紹介します。

手土産を渡すタイミングと方法

訪問時に手土産を渡すタイミングは、到着後すぐではなく、担当者が席に座る前や座った直後が一般的です。挨拶をしたあとに、「心ばかりの品ですが」「ほんの気持ちです」などの一言を添えて渡すと丁寧です。

先に応接間などに通されて担当者が来るのを待つ場合は、部屋の状況を見て下座の席を確認します。すぐに着席するのではなく、相手から「どうぞおかけください」と声をかけてもらってから下座の席に座るのがマナーです。手土産は渡すまで床に置かず、下座側の座席やテーブルに置くとよいでしょう。

そして、手土産を渡す際は風呂敷や紙袋から取り出し、相手に正面を向けて両手で差し出します。担当者を待つ間に紙袋から出しておくと、スムーズに渡せます。紙袋はその場に置かず、たたんで持ち帰ってください。

手土産を渡すときの持ち方や姿勢

手土産を渡す際の姿勢にも注意しましょう。片手で渡すのではなく、両手で手土産を持ち、腰を少し下げて丁寧に差し出すことで、敬意を示せます。

手土産の持ち方では、品物の正面が相手に向くようにし、のし紙が見えるようにすることも大切です。紙袋・風呂敷から取り出した際には、まず品物の正面を自分に向けて置き、汚れや傷がないかを確認します。その後、時計回りに90度、さらに90度回し、相手に正面が向くようにして差し出しましょう。

まとめ|押さえておきたい年末年始の挨拶マナー

年末年始の挨拶回りは、ビジネスマナーに沿った挨拶をすることが大切です。適切なタイミングで訪問し、相手に配慮した手土産を贈ることで、より一層の信頼関係を築いていけるでしょう。

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